研修の役割

「研修をやっていかないといけない」。
経営者の方と話しをしているとよくでてくる話題です。
「従業員に成長してほしい」と願わない経営者はいないと思います。研修をしたいという動機は、 様々ですが、最終的には、従業員個々人が成長することで、会社を発展させるということに行きつきます。いくら機械化・AI化が進んでも、人間がやらなければいけないところは残ります。そうなれば どうしも従業員の成長が欠かせません。
しかし、研修をやらせてみた経営者の方のほとんどがこうも言われます。「効果があったようには思えない・・・。」と。
成長には色々な要素がからむので、研修をしたからといって成長につながるとは限らないことを理解 していても、経営者の目線でいえば、研修には費用をかけているため研修に効果を求めたい。
「研修はやっていかないといけない。さらに効果も期待したい。」
その思いに対して、共栄経営センターは強く共感いたします。

1.やらされていてはいつまでたっても成長しない。

「1:1.6:1.62の原則」というのがあるそうです。これは効率の指標で、「他人から強制されてイヤイヤやった時の仕事の効率」を「1」とすると、「他人からの命令でも納得してやった時の仕事の効率」が「1.6」となり、さらに「自分ですすんでやった時の仕事の効率」が「1.62=2.56」となるという原則です。

この原則は、研修にも当てはまりそうです。効率指標は、「1」を前提にしていますが、「強制された研修」は、「1」にもならない可能性がある。

しかし、私達は知っています。自発的に研修を受けようという人が少ないということを。

マネジメント側が研修を用意し、参加者を募ってもなかなか集まらないというのはよく聞く話です。自らの課題を知り、その課題を克服しようと自発的に行動できる人の方が少ない。よって、マネジメント側が考えるべきは、研修の機会は与えるが、その参加は従業員にまかせ、さらに参加しているかどうかをチェックすることで、個人の成長意欲を図ること。いやだと思っていることを無理やりやらせるための労力をかけるよりも、成長意欲のある従業員を引き上げていく。そうすれば、他の従業員への良い波及効果もあり、全体がレベルアップしていくと考えます。

2.研修は反復が原則

研修には、種類があります。オープン研修やクローズド研修。ワークショップ形式や講義形式。またリアル研修かWEB研修かというのもあります。たとえば、オープン研修は、色々な企業が集まって実施する研修で、クローズド研修は、企業内で実施する研修です。研修のスタイルは様々ありますが、1回受講しただけで終わってしまう研修は、あまり効果が得られません。人間は忘れる動物です、1回学習しただけでは翌日に忘れてしまいます。強烈な印象が残れば別ですが、一般の研修ではそこまでの印象を与えることができません。印象は中身ではなく外側により左右されるからです。

では、研修の効果を上げるにはどうしたらいいのかということですが、「反復」にあると考えています。試験勉強と同じで、いろんな参考書を勉強するよりも、一つの参考書を繰り返しやった方が身に付きます。研修も同じで、繰り返し受講することで、効果が高まります。

3.研修の効果

効果が期待できない研修は意味がありませんが、研修の効果を測定することも非常に難しい。研修には学校のような通信簿はないからです。企業である以上、最終的な研修効果は「業績の向上」となり、結果指標は「売上・利益」となります。しかし、研修と業績との関係性を証明するのは、不可能に近いといえます。確かに、研修の効果を業績で図るのは難しいのですが、効果を高める方向性はあると思います。

「チームで同じ研修を受ける」

という方向性です。研修でありがちなのが、1人1人がバラバラで受けるというものです。その場合、研修で学習したことを職場で実践しようとしても、職場との温度差があり結局断念してしまいます。仕事は一人一人がバラバラでやっているのではなく、つながっています。また、組織は一人の力で変わるのではなく、チームの力が結束した時に変わります。研修も同じで、チームが同じ方向性をむくためにも、同じ研修を受けていくことが、効果を上げるのに重要だと思います。

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