決算書を読み解く目的は?
決算書に苦手意識がある人も多いと聞きます。
そもそも、決算書は何のためにあるのかという基本をまず理解するだけで決算書への意識も大きく変わると思います。
決算を読み解く目的について簡単にご説明します。
決算書を読み解く目的
もちろん決算書を読み解くこと自体は目的ではありません。
ずばり決算書を読み解く目的は、その会社の現状やこれまでを把握すること、そして今後どうなるのか、どうすればよいかを考えるきっかけにすることだと考えています。
もしかすると、企業によっては、自社の決算書を読む機会がないという場合もあるかもしれません。
しかし、だからといって決算書を読めなくてもいいわけではありません。
例えば、インターネットでは上場企業の決算書を簡単に読むことができます。
同業の企業の決算書を読むことで、自社の業界の現状や今後の方向性なども見えてきます。
そもそも決算書は何を表しているのか?
決算書のうちでも特に重要なのが、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」という、いわゆる財務三表です。
これらの構造を理解することで、決算書の9割は理解できるといってもよいかと思います。
三表、それぞれが表していることを理解することも非常に重要ですが、三表が互いにどのようにつながっているのかを知っておくことで、より理解が深まります。
簡潔に言うと、
貸借対照表は「調達→投資」を表しており、損益計算書は「投資→利益」を表していると言えます。
そして、キャッシュフロー計算書は、現金の流れに着目して、「調達→投資→利益」の流れを表しています。
つまり、企業が「資金をどのように集めたのか(調達)」、「調達した資金をどのように使っているのか(投資)」、「資金を様々な形で投資したことで、どれだけ利益が出たのか」これらの流れを表しているのが、財務三表です。
ということは、財務三表を読み解くことで、その企業がどのように事業活動を行ってきたのかがわかるということです。
まとめ
業務によってはなかなかなじみのない決算書ですが、決算書を読み解けるようになることで、ビジネスにおける理解が非常に深まると思います。
自社の決算書を読む機会がないという場合は、インターネットで上場企業の決算書が簡単に読めます。
始めはなかなか読むことも難しいかもしれませんが、色々な決算書を読むことで慣れて、どこがポイントなのかもわかるようになってきます。
苦手意識を払拭して決算書を読むことで、ビジネスマンとしてより高いレベルに進むことができると思います。
決算書を読み解けるようになりたいという場合はコチラへどうぞ!